人口減少が続く伊万里市は市外からの移住を促進しようと、移住してきた人がカードを提示するとガスやインターネットの利用料金の割り引きなどを受けられる制度を始めました。
伊万里市が始めた「移住者カード」は、市外から移住してきた人がカードを提示すると利用料金の割り引きなどの優待を受けることができます。
利用できるのは地元の４つの企業と信用金庫で、家庭のインターネット料金が１年間無料になったり、ガスの料金が３％引きになったりするほか、車や住宅ローンの金利が優遇されます。
カードの交付を受けられるのは進学や就職で出たあと、再び生まれ育った地域に戻るいわゆる「Ｕターン」や、市内の企業に転職した人などで転勤の人は除きます。
利用できる期間は交付から３年です。
制度は参加企業の協賛で行われ、優待の分は企業の負担となりますが、市のウェブサイトやチラシなどで企業が紹介されることなどがメリットになるということです。
伊万里市では大手半導体材料メーカーの工場の増設で、来年以降、６００人規模の新たな雇用が生まれる見通しで、市は「移住者カード」も１つのアピールポイントとして移住する人を増やしていきたい考えです。
伊万里市就活・移住支援係の中島英幸係長は「人口減少が喫緊の課題のなか、工場の増設は絶好の機会でこれから移住者カードの参加企業を増やし、移住者の増加につなげていきたい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 移住者カードの提示でガスなどの料金割引 唐津市で始まる｜NHK 佐賀県のニュース - NHK NEWS WEB )
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