新型コロナウイルスの影響を受ける県内観光産業の回復につなげようと、県は27日、本県と隣県の宮城、秋田、新潟3県の在住者を対象に、来年1月4日～3月10日に宿泊割引事業「やまがた冬割キャンペーン」を展開すると発表した。対象となる県内の旅館・ホテル宿泊時に1人最大5千円を割り引き、観光施設や飲食店で使えるクーポン券2千円分を発行する。予約受け付け開始は1月4日。 宿泊施設に直接予約する方法と旅行代理店で旅行商品を購入する方法がある。緊急事態宣言下でも行動制限を緩和できる「ワクチン・検査パッケージ」を活用し、利用はワクチン接種済みかＰＣＲ検査陰性であることが条件。宿泊者全員が宿泊施設到着時か旅行商品購入時、2回目から14日以上経過した接種証明書か、宿泊3日前以降に発行された陰性証明書を提示する。 対象宿泊施設は387カ所。1人1泊当たり千円の支払いごとに500円を割り引き、最大5千円引き。4千円以上の宿泊、旅行商品が対象となる。クーポン券は観光立ち寄り施設など1236店に加え、県の新型コロナ対策認証取得の飲食店でも使えるよう調整中。
キャンペーンは県民限定「県民泊まってお出かけキャンペーン～やまがた四季旅」の後継企画で、感染が落ち着いたため隣県まで対象を広げた。国の交付金を使い予算額は12億8400万円で、約16万人泊分。期間は3月10日宿泊分までだが、各宿泊施設・旅行代理店の割当枠がなくなり次第それぞれ終了となる。 割引とクーポン券利用の対象施設はキャンペーンの公式ウェブサイトで確認できる。問い合わせはコールセンター（0570）087125。年中無休で午前9時半～午後5時半。
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