
中古車販売の「東部オート」(高崎市小八木町)は、児童養護施設や里親家庭から自立する若者らを対象に、車の価格を割り引くなどの支援を始める。前橋市の河村正剛さん(48)が推進する「タイガーマスク運動」に賛同して行う取り組みで、同社は「社会に巣立つ若者の足となる車で、全面的に支えたい」と話している。
児童養護施設などで暮らす子どもたちは、原則として高校卒業と同時に施設や家庭から出る必要がある。就職に向けて運転免許取得の費用を助成する自治体はあるが、こうした若者が車を購入することや、購入のためのローンを組むことは困難になっている。
同社は、巣立って5年までの若者を対象に車両価格の割引、車両登録諸費用の50%割引(3万5000円相当)、2年間で4万~6万円相当の整備をする。
河村さんから同社に支援の打診があり、創業50周年の地域貢献事業として始める。河村さんは「民間が加わることで、子どもへの支援を地域で広げていきたい」と話した。県児童養護施設連絡協議会の赤池裕会長は「社会に出る子どもの後押しをする大きな一歩」と意義を語っている。
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