
兵庫県は9日、県民向けの旅行割引「ふるさと応援!ひょうごを旅しようキャンペーン」について、12月末としていた適用期限を来年2月末まで延長すると発表した。県内での宿泊に1人1泊最大5千円を支援し、最大2千円分のクーポンを配布する。年明け以降は同様の支援を行う近隣2府7県と連携し、それぞれの府県民が相互利用できるよう調整を進めている。
キャンペーンは10月、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた観光業の支援策として、ワクチン2回接種済みなどの要件を満たした兵庫県民を対象にスタート。県内ツアーや宿泊代の割引として、1人当たり2千~5千円を補助し、宿泊者には滞在先で使える1千~2千円分のクーポン券を配っている。
12月末を適用期限としていたが、国の観光支援事業「Go To トラベル」は来年1月下旬にも再開が見込まれ、切れ目のない経済支援を進めるため、キャンペーンの延長を決めた。
県は12月末までのキャンペーンの予算として62億3700万円を計上。国の補助金などを活用し、82万泊分に対応可能という。6日時点で予約を含む利用実績は41万9135泊に上り、温泉地などを中心に利用が好調という。
また、近隣の2府7県(大阪、京都府、和歌山、奈良、滋賀、岡山、鳥取、徳島、香川県)とは、それぞれが取り組む旅行割引キャンペーンの相互利用に向けて協議しており、兵庫県民が他府県の割引制度を使うことも可能になる見通し。県は、13日の県議会定例会に提出する補正予算案に、キャンペーンの追加財源として9億円を盛り込んだ。
一方、ワクチンを2回接種した若者に2千円相当のポイントを付与するキャンペーンについても、期限を今月27日から来年1月末まで延長すると発表。6万人の利用を目指して10月にスタートしたが、実績は約9千人にとどまっており、PRに力を入れる。(金 旻革)
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